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予選パフォーマンス

予選パフォーマンス

予選の最速タイムを並べてみると、実は最速タイムはルクレールだったようです。ただ、これは Q2 で出したタイムなので、ポールポジションはフェルスタッペンが獲得しました。

そういう意味では、フェルスタッペンが頭一つ抜け出しているというよりも、1 ラップをパーフェクトにまとめ上げることができたかどうか、の差が出たぐらいの差でしかなく、かなりの接戦であることが見えます。

しかしアルピーヌ最下位は、こうやって現実に見ると衝撃的ですね。レースで多少は順位を上げたとしても、ポイント圏は遠い気がします。ガスリーは個人的に応援しているドライバーですが、ハズレを引いちゃいましたかねぇ・・・

最高速度ヒートマップ

ヒートマップ

最高速度をヒートマップにしてみると、フェルスタッペンの (恐らく) ポールポジションをとったラップの最高速度が際立って高いです。トウを使って最高速度を稼いだことが効いたということですかね。

(なぜかトップ 2 以下は数値がプロットされないのでわかりづらいですが) こうやってみるとメルセデスとマクラーレンはあまり最高速度がでていません。ハミルトンとラッセルはセッティングを分けたという情報もあり、ハミルトンはよりレース重視とのことだったので、ラッセルより多少最高速が出ているよう見えます。

ただ、同じメルセデス PU を使用するアロンソ、アルボンあたりは最高速が伸びているので、セッティングだけでなく、車体の性質もあるのかもしれませんね。ホンダ PU もフェルスタッペン、ペレスのレッドブル勢は最高速が伸びていますが、RB の 2 台はそれほどでもないように見えます。

レース展望

F1 公式の Strategy Guide を見ると、戦略に関する情報を見ることができます。

STRATEGY GUIDE: What are the possible race strategies for the 2024 Bahrain Grand Prix?

Tyres Available for Race の表が、各ドライバーの持ちタイヤですが、Q3 進出組ではレッドブル勢が新品ソフトを 1 セット持っています。他は新品はハードを 2 セットとミディアム 1 セットといった感じ (フェラーリはミディアムもユーズドのみ)。

レッドブルはタイヤのデグラレーションも少ないとの予想なので、2 ストップだとしてもソフト>ハード>ミディアムとかで、ソフトとハードの持ちがよければ最後のミディアムは使わずに 1 ストップで走りきるオプションも用意する、とか。でも、それならミディアム>ハード (>ソフト) の方があり得ますかね。周りがソフトだとスタートダッシュで出遅れる可能性を考えると、ミディアムスタートはリスクがあるものの、レッドブル以外はユーズドのソフトしか持っていないので、それほどリスクは高くないかもしれないですね。

例年のデータから、おそらくほとんどのチームがフリー走行でハードタイヤを温存している中、レッドブルはフリー走行でハードを使いました。しかし、ほとんどのチームにとって、ハードは 2 セット用意しておきたい。でもレッドブルはハードを 1 セットで十分と判断し、その分ソフトを残せた。この部分ですでに、レッドブル優位がゆるぎない気がします。

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