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Ollie Bearman

2 日目からの急遽参戦でありながら、しっかり結果を残しました。0.1 秒の差が大きな差となる今シーズンで、それも高速ストリートサーキットで難しいコースでありながらも、そん色ないパフォーマンスを出せたと思います。

ベアマンてまだ 18 歳なんですね・・・さて、将来有望なドライバーに用意できるシートがあることを願っています。

ポイント争い

ラップチャート

20 周を超えたあたりから、マグヌッセンを先頭とする一団のペースが極端に落ちているのがはっきり見えますね。

タイム差推移

マグヌッセンをベースとして、前後の差をグラフ化してみるとよりはっきりします。34 周目ぐらいでヒュルケンベルグがタイヤ交換してから後続が遅れていっているように見えますが、これはひとつ前のグラフを見てもわかる通り、マグヌッセンが本来のペースに戻したことで、オコン、角田が追い付けていないことを表しています。

16 周目あたりで角田がマグヌッセンに抜かれていますが、これがなければヒュルケンベルグについて行って、ピットストップの間にポジションを上げることができたでしょう。しかし、のちにペナルティを受ける程度のコース外走行で、マグヌッセンがオーバーテイクしていきました。

しかし、やはり強引というか、ペナルティの本来の意図を無視していると思えてしまいますね。コース外走行でのアドバンテージも、基本は「ポジションを戻す」であって、対象のドライバー同士の位置関係が変わってポジションを戻すことが難しかったりする場合にタイムペナルティが出るという慣例だったと思います。

Sporting Regulation にも、コース外走行で利益を得た場合はそれを返す必要がある、とあります。ポジションアップという利益を得たら、ポジションを戻すことで利益を返す、と判断される。今回の場合、コース外走行をしたことでヒュルケンベルグのポイント機会を得たわけですから、それも不当な利益といってもいいように感じます。チームプレーでピットストップのロスタイムをカバーする手段は問題ないと思いますが、それを実現できる機会を不当に得たのは問題だと感じます。

ただ、万が一 RB チームがそのような抗議し、ハースがレース結果から除外されたとしても、角田はポイント圏までたどり着けません。それだとチームとしてもこれ以上強い行動を起こす必要もなくなります。仮に RB の一台がハースの真後ろでチェッカーを受けていれば・・・と思わざるを得ません。

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